2019年04月12日

 『春が来た♪春が来た♪どこにきた?』

<社長の姿勢>
リード読者の皆さんこんにちは。今月号のリード、何かいつもと違うと思いませんか。若干ですが紙面サイズが小さくなっています。今回王子製紙をはじめ、各製紙会社が一斉に紙の値上げを発表。近年値上げが繰り返される製紙業界ですが、「今回の値上げに至って企業努力では補えないまでになりました」と丸山社長のお話。
通常ですと、価格転嫁で広告費値上げを要求するのが常套手段ですが、今回リードさんは、紙のサイズをわずかに縮小することで広告費を現状維持に努めてくれました。
その決断も有難いですが、社長自ら一軒一軒広告掲載されている会社へ説明に訪問する事で、会社の姿勢がわかりますし、そういった会社にお仕事をお願いできていることが嬉しいです。このような信頼に繋がる経営者の姿勢は私にとって大いに学ぶ価値があります。
<すごいものを観る>
3月2日台町の国登録有形文化財の吉田家住宅和泉庄御殿見学。近代和風建築の粋(すい)を集め、建物の内外に凝った意匠の数々はすごいの言葉しか出ませんでした。
街中の蔵や重要な建物が朽ちていく中で、これだけ状態良く維持することの大変さ。どれだけの時間と財産を費やすことか。建物だけでなく志もついでいらっしゃる、そんな大切さを学びました。それにしても、ちゃんとした感想を書くためにも、改めて半日ぐらい過ごしたくなる贅沢な空間でした。
<倫理経営>
3月8日倫理経営講演会(高崎市倫理法人会主催)、先の約束が伸びて大幅な遅刻。それでも倫理の皆さんは温かく、最前列の空いている席に案内して頂ける。講話された中西浩名誉研究員の話『「ピンチはチャンスだ!」と言うけどピンチはただのピンチ。その上で受け止め方、行動の仕方ではチャンスにつながるということ。収まるところに収まるのだから、精一杯プラスになるように、目の前のピンチに対応する』転じて、経営もピンチになったから頑張るのではなく、常に目の前の事に夢中で行動していれば沢山のチャンスになるというお話。手を抜いているつもりはなくても、どこかで気を抜いてしまっているであろう自分への戒めにもなりました。
<任期全う>
弊社が所属しているイエステーション(不動産売買の全国FC)の関東支部のまとめ役を2年間務め終えました。
この2年間でどれだけ組織成長のお手伝いが出来たかはわかりませんが、役目中の活動が楽しく夢中で頑張れ、毎月一回東京に集まり、最新の情報・事例共有や、全国6エリアの支部長での意見交換をし、私に限って言えば本業に良い形で刺激を受けここ数年での会社の数字も、銀行から成長していると評価を頂けました。
年に数回大規模なイベントを企画運営し、個性豊かなメンバーの意見を取りまとめるなど大変な面もありましたが「役が人を育てる」の言葉通り、間違いなく今後の私の人生にもプラスになることでしょう。
新支部長達との交代式を終え、懇親会で連れて行って貰った東京ドームシティホテルから見る夜景の綺麗な事。今度は家族でゆっくり来たいなあ。

<今年も繁忙期に感謝>
年明けから始まった不動産の繁忙期が終わろうとしています。スタッフの皆には夜遅くまで仕事に励み、お客様のために毎日一生懸命頑張ってくれたことに感謝。
お仕事をいただけるお客様にも感謝。お客様が仕事を依頼して頂けることで、お客様の希望を叶えることで、私たちは新たな経験、報酬を頂き、知識を深めていきます。
この3月だけでも、私は、祖父の一周忌、立川市調査、久喜市商談、太田市商談、東京へ3度出張、勉強会と市外に外出することが多かったです。安心して外に出られるこの環境に感謝。忙しい中で立ち止まって周りを見回すと感謝すべき事柄がそこかしこに。
感謝をみつけた時に、ブレている自分のベクトルがぐっと戻されます。ゆるんだ心が、くだらない悩みが吹っ飛びます。仕事を通して地域社会に貢献する。そして感謝の念を持って生きる。これが今の私に出来る事。色々足りないところもありますが、人に負けない自分だけの良さをこれからも忘れずに、伸ばしていきます。

2019年4月5日 広田 金次郎
  


Posted by 広田 金次郎 at 17:48リードプランニング

2019年04月05日

 『お笑いと鰻は心を豊かにしてくれますね』

【冬来たりなば春遠からじ】高崎不動産情報リード読者の皆様こんにちは。この紙面が皆様のお手元に届くころには、もうあちらこちらで春の息吹を感じているのではないでしょうか。この原稿を書いている2月9日の時点では、雪が降るのでは、と言う天気予報が出ていましたが、どうやら杞憂に終わりそうです。高崎市は暖冬と言われる今年も朝晩の冷え込みは厳しく一刻も早い春の訪れが待ち遠しいものです。こんな時にふと浮かぶ「冬来たりなば春遠からじ」と言う言葉が転じて、「辛い時期を耐え抜けば必ず良い時期がやってくる」と言うことわざのように使われていますが、この言葉の語源はご存知でしょうか。「冬来春不遠」みたいな中国のことわざがルーツだと思っていましたが、これはイギリスの詩人シェリーの詩が出典の様です。彼の詩「西風に寄せる歌」の最末尾に
If Winter comes, can Spring be far behind ?
(寒さ厳しい冬が来たならば、暖かな春の訪れも そう遠くはない)
とあり、シェリーと言う詩人は、明治頃から夏目漱石をはじめ数多くの作家や研究家に愛され、訳されてきましたが、戦後に上田和夫と言う方が翻訳した「シェリー詩集」が流行し、その漢文調だった訳し方だった為ではないかと言われています。
 不動産業界は、2~3月が繁忙期と言われます。弊社では全スタッフがお客様の為に不動産を通じて人生の新たなスタートのお手伝いをするために全力で頑張っています。そんな姿に感謝しつつ、きっとこの毎日の積み重ねが、会社の業績だけではなく、個々の人生において経験や自信の積み重ねになり、人の役に立ち、人に感謝される喜びを栄養にしてスクスク育って欲しいと願って止みません。決して楽しいことばかりではないと思いますが、冬の後に春が来る、止まない雨はない、とスタッフのもうひと頑張りを期待して、私はスタッフが休憩時間中に補給する、お菓子やおにぎり、栄養ドリンクを買い出しに走ります。横にスクスク育ってしまうようなものばかり買ってきてしまう点は反省です。

【プロフェッショナルとは?】
NHK総合の人気ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」。2月18日の放送は、吉本新喜劇座長にスポットを当てた「笑わせたい男の、笑えない日々~小藪千豊~」でした。人を笑わせると言う仕事の大変さや挫折から這い上がる苦しみ、先輩から吉本新喜劇から受けた恩への想い、仕事に打ち込む姿勢などに彼の人間味がよく伝わり感動しました。「仕事は楽しくなくてナンボ」「すべっても、ええ。前のめりにすべろ」「笑いがなくても生きていけるし幸せにもなれる。だからこそ、、、」と言う言葉、色々心に刺さりました。
初めて吉本新喜劇を観たのが、大学1年の夏休み。当時関西のお笑いと言うとダウンタウンをTVで観るぐらいしか知らなかった私は、柔道部の同期で大阪出身の友人に誘われて「どうせ年寄りが楽しむマンネリ化した笑いの演芸場だろ」と難波グランド花月にしぶしぶついて行きました。
会場は老若男女満員で、TVで観たことも無い芸人さんが大勢の前で夢中に喋り、笑わせる姿がとてつもなく恰好良く、面白く、驚きの連続で、それ以来すっかり吉本新喜劇が好きになり、大阪に行った際は必ず観るようにしていますが、今回その舞台裏のドキュメントに、ますます小藪さんをはじめ芸人さんのファンになり、観に行きたくて堪らなくなりました。
小藪さんにとってのプロフェッショナルとは「あぁ、これはこの人にしかでけへんな。というのがプロフェッショナルと思う。オンリーワンということですかね」との事。
【継続の効果?】
今月は賃貸だけでなく私が担当する売買も大忙しで、とても沢山のご相談、ご依頼を頂きました。お陰様で、現地・関係役所への調査、資料取得に、書類作成。関係者への調整、交渉と連日飛び回らせていただき、会社にいる時間がほとんどありません。最近では皆様、電話やメールで予約をとってご来店して頂ける方が多く、お客様にも私の都合で合わせて頂いているのが申し訳ないやらありがたいやら。
県外からわざわざ時間をかけてお越し頂き、私の祖父祖母や親の年代の方々が、心底安心した表情で、感謝の言葉と共に帰って行かれる後姿を見送るに、「このような若造に、貴重な経験を積ませてくれて、頼ってくれて、感謝したいのはこちらの方です」と心で手を合わせる日々です。
それにしても、既存のお客様ではなく、新規のお客様も含めてこれだけたくさんの人にお客様になっていただけるのは、もしかしたら父から続いたコラムがわずかでも効果があるかもしれません。鰻屋さんのタレのように継ぎ足し継ぎ足し、コラムを書いてきたことで、鰻の美味さは勿論、タレの香ばしさを嗅いで自分の好きなウナギ屋さんを思い出し行きたくなるように、不動産を売る時、買う時、このコラムを思い出して貰えているかもしれません。田町の「みはま」さんの美味しいウナギとタレで育ってきた自分が言うのだからあながち外れていないかもしれません(笑)


2019年2月28日 広田 金次郎  


Posted by 広田 金次郎 at 17:39リードプランニング