2011年03月08日

《訪問記 蒋家村さん有難う》

◆3月4日から3泊4日の第6回桜プロジェクトで中国湖南省藍山県蒋家村に。先ほど帰高し急ぎこの原稿を書き出した、今晩は徹夜かな。今回は大宮登副学長と蒋雄軍さん、株式会社安藤会長 森山昭治夫妻と学生、黄源(コウゲン)君、童舸勒格(トンガラガ)さんと私の7人、そして広州で、宗亜東(ソウアトウ)君、他一名が合流。中国人4人は優秀な高崎経済大学の現役留学生、蒋さん以外はいずれも高崎在住。行きと帰りの2泊は広州、1泊は蒋家村民の家。

◆5日広州南駅から●(チェン)州までは新幹線で300キロ1時間、その後はオンボロバスで3時間、お昼近くに村に到着。爆竹やら村の楽団の演奏で大歓迎を受け、食事になる。昼間からビールと白酒で乾杯、私は好きなお酒を少し多めに頂く。中国では調理は男の役目、当初は辛く味が濃かったが、今回は野菜も多く、味もずっと静かにして貰って美味しかった。蒋さんのアドバイスのお陰、有難う。

◆食事後、少量の植林をして、そのまま今迄の現場確認に山を登る。3-400mの標高だが勾配が少しきつい。村民は私に「無理するな、登らず先に帰れ」勿論私は拒否。松の生育状況は概ね順調。蒋祖雄村長は山頂で下を指差し「ここを早く桜で一杯にしたい」と熱く語る。「一杯にするのと並行して村の整備もしないといけませんねえー、ねえ村長さん。」山を降りると雨がポツリポツリと、大分寒い、今夜も冷えるかなー。

◆夕食は調理人の蒋徳雄さんが、俄然張り切って『カンリョウ完了!?』と何度も声高に、杯を挙げ、重ねた。どうも村中で酒量横綱級のようだ。普段は東莞市へ出稼ぎ。食事後、どうしても新築の家を、という。私は「是非、古いうちも見たい」村の狭い道にある家は鍵をかけたまま、と隣の家も何軒も同様。広田「此の侭だと廃墟になっちゃうよ」徳雄「そのうち皆で区画整理して道を拡げるんだ」。これはちょっと難しいなー。

◆6日6時半起床、寒い部屋だったが何とか眠れた。窓ガラスは欠けて紙で一部塞いであるがーー。干し物だけでなくの沢山の衣類はロープ紐で吊るしたまま、掃除もいつしたのかな。小便はバケツに、大のほうの話はなかった。朝は練炭もなく、お茶も何もない、私は一人「散歩に」と30分ほど村中を歩いた。今回の民家はちょっとひどかった。でも面白かったかな、こんな経験は絶対他ではできないからね。

◆帰ってみると御主人「もう飯は食べたか」私「まだだよ、知らない家に行って飯下さいとはいえないでしょ」と言いたかった。でも食事を作っている風でもない、まるで火の気がないのだ。7時半に蒋祖雄村長が迎えにきて「来いよ、飲もう」と言ってくれたので「アー助かった」。村長宅でやっと食事にありつけた。大宮先生他皆も集合。『ナーンだ、私だけ徳雄さんちだったので知らなかったのか』御主人さん、ご免なさい。

◆今回のツアーでの収穫は村民が本気で『村おこし・緑化実践』を始めた事を認識できた事。また同行した学生と親しくなれた事。私は最近の中日関係を思うに、少し距離をおきたいと思っていた。が、蒋さんはじめ彼ら大宮ゼミ4人の純粋な考え方で生き抜こうとしている姿に感動を覚えた。地球環境を、故郷を想う、若人の行動に、今できることを懸命にやりぬく事の価値を考えさせられた4日間となった。

◆森山さんは高校・大学共に私の先輩。当時県内敵なしの高校ラグビー部主将が森山さん。何といっても走りこんだ森山さんのあの『ふくらはぎ』は素晴らしいものだった。陸上部の私は中原射鹿止先生にラグビー部に引っ張り出された。私も2級上の森山さんには春休みや合宿で指導戴いた。結局、私は3年の春、1年で退部。森山先輩の迫力はそのまんま私の思い出に強烈に残っているんです。あのすごい『ふくらはぎ』が。

◆ゆったりとした4日間に大宮先生・森山ご夫妻ほか皆さんに世話になりました。この時期、私は休みを取るのは非常に厳しいので来年は無理かと思いますが『桜プロジェクト』に皆さん一度参加してみませんか。きっと、素晴らしい思い出ができるでしょう。森山さん曰く『こんな体験中々できないな、当たり前に電気・水を使っている、自分を見直す2日間に感謝したい』と。

以上

2011年3月8日午前6時15分書き終える
広田 誠四郎


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Posted by 広田 金次郎 at 18:43 │リードプランニング

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