グンブロで高崎の不動産屋のオヤジ日記

◆弥生３月、ひな祭りも過ぎ、春が来た、わが家の庭の河津桜も満開。あまり寒さを感じることが少なくこのまま彼岸も超えそうな雰囲気である。寒さも彼岸までという。もう少しの我慢だ、そう私の事です、周辺は「啓蟄」でそろそろ動き出すようだ。私は桜が咲くまでは静かにしていよう。お陰様で体調も少しは良くなってきてはいるのだが寒さと速足は、てき面、心臓が痛む。同病の人、リハビリ仲間にも様子を聞くがどうも私だけが質が悪いようだ。この体調が当たり前と諦めるのか、もう少し様子をみてみたい。
◆月刊リード３月号（九州太宰府市のアイビス　本村靖夫社長発行）に私の駄文が掲載されていてびっくり。明日は必ずお詫びとお礼の電話をしよう。糖尿病の現役である私は酒も甘いものも、制限もせずの生活はやはりまずい。それにしても本村先生の「決めた通りに、体調管理を徹底しろ。いつ死んでもいいなんて甘ったれるな！」と喝。「ハイ先生、３月だけでもやってみます、やります」。女房から子供に「お父さんも意外と根性がナイね、酒も制限できないのかね」と言われたと聞く。「ウーン畜生やるぞ」
◆田町の屋台村が丸６年を経過して昨年１２月末で閉鎖。この間１店舗当たり平均２回転強の移動があっただろうか。３坪の小集団２０店舗は多くの呑ん衛を、また老若男女の憩いの場として多くのファンを集め、結婚も含め多くの嬉しい出会いがあった。上毛新聞のタカタイ３月４日号は屋台村出身の７店舗の元気な店主の頑張りを紹介。さらにアーケード内に新たに屋台村パート２の工事が開始されたようだ。柳川町を含め市街地全体に昼も夜ももう少し人が出てもらえる工夫をしよう。伸びる余地は充分ある。
◆３月５日「高崎史志の会」講演会。石原征明（共愛国際大学名誉教授）先生から高崎の明治・大正・昭和の話を聞く。６日午前家庭倫理講演会で泉憲治（倫理研究所）氏から父親の娘に対する愛情溢れる厳しい躾に感動し、熱い涙を流した。良い話は録音しておきたいのだがーー。午後は吉井文化会館で上野三碑・杉原リスト世界記憶遺産の共同シンポジウムに。私は難聴ゆえ講演会は好きではないが興味のあるものには進んで参加。今日の皆さんはマイクの使い方・声の質とも良好、私の耳には快い１日となった。
◆５年前私どもで一人芝居「杉原千畝」の開催後、多くの知識を吸収したが今日はまた格別な情報。氏は４０年間リトアニアでの「欧州避難民救済」を一切家族にも黙して語らず。ユダヤ人がやっと千畝を探し当て、６０００人の命のお礼を言われて初めて口を開いたとのこと。イスラエル政府からは後年「ヤドバシェム賞」（諸国民の中の正義の人賞）を授与。東日本大震災の時は「温返し」で東北にレントゲン設備の寄贈と技師の派遣を受けたとのこと。７７年前の話が今、こんなに熱く語られる。映画も見よう。
◆奥の深いお話が続く。上野三碑世界記憶遺産登録推進協議会　横島庄治会長（元NHK解説委員）には高経大や市街地活性化など多方面に指導して戴いている。見識の高さ・面識の広さ・感覚の若さ・実行力抜群全てに秀でた能力は超一流。今日のお話でも、日本一の高い電車賃の上信電鉄にもう一つ駅をつくり、世界遺産と記憶遺産の２つ抱える世界一の私鉄にしませんか、だって。この話にはおらあ、度肝を抜かれたな。ぶったまげたよ。会長はその三碑の中央に自宅を構え、来年の登録決定を待つ。
◆杉原千畝は岐阜県八百津町出身という事で町を挙げて運動。町長以下来高し互いの登録を目指す。達磨の目入れ式後に富岡賢治市長が挨拶で数年前、家族旅行でリトアニアに行って、私は杉原記念館を見学すみと、又若いときは岐阜にも赴任していた事を披露、また東山道での繋がりと大いにご縁のある八百津町ですね。おもてなしも充分交え、幅の広い挨拶に町長以下遠来の客も気分良く帰途についたのではないか。高崎にまだまだ大きな計画が横島会長から出てきそうですね。市長、覚悟はよろしいですか。
◆三碑についてはスペースの都合で触れなかったが今日の前沢和之教授の話、小林良江パネラーの話も面白かった。毛利和雄コーディネーターの引き出しの引っ張り方が絶妙であった。今朝は、親の愛情に泣かさせられ、昼からは世界に誇る外交官の優秀さ・人間愛の深さを確認させられ、１３００年前からのロマンにも浸らせてもらえた。こんな話が身近に聞けてとてもハッピーな１日を誰にお礼を言ったらよいのだろうか。群馬の女性の優秀さ・やなせたかしの話・多胡碑の南側の役所跡等々。
◆大きな歴史の中に身を置けた素晴らしい１日に感謝。
２０１６年３月６日２６時書き終わる。 　
　広田住宅センター　広田 誠四郎