2004年11月21日

『地球と仲良し』

◆3日―8日 中国重慶で長江洪水防止植林、今回はしっかりポプラを植えた。
◆13日―17日『ベトナム教育里親の会』でハノイへ。かわいい里子に会えた初参加の池田あきら、樫出次枝、日部曜子、広田弘之、宮坂さんらは『やはり里子に会えた感激は来て見ないと』と同一の感想。鳥屋恵美子は再会を、三浦敦朗さんはアクシデント、さて‽都合で会えなかった大地,疉、と広田はちょっと寂しい。でも楽しかった5日間。カムオン。
◆19日 日赤県支部会議で「新潟県中越地震」状況を担当山本さんのビデオ・報告を聞く。県の救援物資の倉庫はすでにカラッポ。災害以来被災地と前橋の往復。現地では『日赤のマークを見ると安心』を中心にバイク奉仕団が機動力を振るい多くのボランテイアが活躍。本年は災害・事故が続く『山本さん、連日大変でしょうが体もお大事に』
◆21日八ッ場ダム講演会 新潟大の大熊教授曰く『今回の地震で信濃川のダムの水路に穴があきいまだに発電不能』そのため取水出来なく信濃川に『水』が戻ってきた。『水が戻ってきたことは今回の地震で唯一よい現象かな、ずっと水を返してくれればなー』
◆何はともあれ恵比寿講も終了。いよいよ師走。この1ヶ月きっちり締めくくろう。


2004年11月21日広田誠四郎 書く  


Posted by 広田 金次郎 at 17:51Comments(0)e-house

2004年11月08日

〓『2004年11月中国現況報告』〓

■11月8日 上海浦東空港の西のはてに赤い夕陽が沈む中 親善大使一行を乗せたCA919便成田行きは静かに離陸した。その揺れる機中でミニテーブルに書きかけの原稿を取り出す。進めねばならぬ筆が遅々として進まない。私はあせるばかりだった。
■この原稿締切りを今回すっかり忘れていた。朝2時起床書き始めてはみるが重慶人民賓館―重慶空港―上海虹橋空港―東方明珠―上海浦東空港―成田では落ち着かないし、大変非効率である。もうこりごりだ、もう絶対ポカはしないぞ。    
■3日―8日 第11回「長江・緑の親善大使」重慶で植林に励んだ。岩手の横山勝夫、北九州の本井忠喜、金沢の大野木徳喜さんは前後2日余分に泊っての参加。交通便のよい高崎はその2日間がないだけ有難い。東京農大の学生を含めた11名の平均年齢は60歳弱、皆元気な若者だ。このうち中国植林(3箇所うち1箇所でも)の経験者は8名。
■今回の植林現場 江津市徳感鎮三河村では四川外国語学科生(自費参加・通訳として日本語の実践勉強)、農民も含めのべ50人位が汗を流した。今までの10回までは他の村に梨、桃、みかん等を、三河村ではポプラを2日間で2000本を植える事が出来た。
■作業の相棒はジーシャンフーさん(写真右)61歳だが力もあるしとても真面目に仕事をする。2人とも汗ビッショリになって黙々と植え続ける。疲れたところで『辛苦労』。昼食は村の養豚業者チャンヨウフー社長(写真左)宅で、村の人たちの手つくり料理。私には味が濃すぎて口に合わない、ビールは冷たくないし、食はすすまない。でもカメに入った地酒は美味い。日本酒に似ているが蜂蜜も入れてあるので甘すぎる。大野木さんは少し飲みすぎて作業にも影響が出たとか出ないとか。広い敷地の隣は養魚場、この村一番の若手実業家は豚も、魚ももっともっと増やす計画のようだ。繁栄・成功を祈る。
■そして同じ徳感鎮内の隣村には工業団地や雇用者住宅の造成工事が着々と進んでいる。『エッこんな田舎でも』と声を発してしまうほど大規模であるし交通アクセスも整備している。植林現場責任者 袁さんに尋ねる『こんなに開発をかけて電気・水は大丈夫』『水はこの長江の水が』の答え。巨大な国がさらに『富国――を目指して』いる。
■1999年から丸5年を経過して果樹を植樹した4つの村はその収穫によって各村の農民の生活レベルは向上しつつあり非常に喜ばれている。でもやはり本来の目的が『土砂流出を防ぐ』ことなので活着しやすいポプラを『防護林』をつくることを推進。今後5―10年間は『三峡ダム』の為にも国を挙げて『退耕還林』を遂行するという。
■懸命に働く姿は素晴らしいものだが、あまりに環境をないがしろにすると50年、100年後に本当に取り返しのつかない地球になってしまう。中国の民に声を大にして言いたい『(三峡ダム)が(惨狂ダム)になってしまうぞ』土砂で埋もれ災害をより起こし易くする有害なダムに。『ムダ』ばかりでなく自然な河川構造をどんどん悪くするコンクリートの大きな塊を『月から見える大きな湖』と呼ぶのだろうか。
■11月4日付地元『重慶商報』に注目ニュース。重慶市内のリゾート地区(別荘44戸・農家住宅150戸)のすべての建物解体をして環境保全を徹底することを重慶市が単独立法と報じている。『この英断は後世に語り継がれるものとしての大英断』拍手喝采。
■多くの試みをしながらも『潔く進退を決める』。身近なことに目を向けると群馬では小さくは『倉渕ダム』で松浦市長に、『八ッ場ダム』で小寺知事が各々群馬県に、国に対して『ノー』といって欲しい。『重慶市長に負けるな、加油』
■最後に『重慶のブーイング』『ジャパン パッシング』は受けず仲良くしてきました。

<2004年11月8日 つらい原稿書き・迷惑かけました 広田誠四郎>  


Posted by 広田 金次郎 at 15:21Comments(0)リードプランニング