グンブロで高崎の不動産屋のオヤジ日記

【選挙】
　統一地方選後半戦の兵庫県芦屋市長選は、２３日に投開票が行われ、無所属新人の高島崚輔（りょうすけ）氏が初当選。２６歳２カ月の市長誕生となれば史上最年少。灘高、ハーバード大卒の学歴もさることながら、爽やかで誠実そうな人柄やエピソードを語る時のユーモア感覚を持った姿に、ニューリーダー誕生に期待が膨らみます。
　父の代からこのコラムの読書の方から、地元の議員について、市政について書く様にリクエストを頂きますが、個人的に無責任に政治のことは論じたくはないのでなるべく控えさせて頂いています。（コラムへのご意見、ご希望を頂けるのは大変ありがたい事です。）
　私から言える事は、私と同世代議員、それよりも若い世代含め、先輩議員たちに負けず劣らず頑張っていますよ、という事です。そして説教臭く聞こえたら恐縮ですが、投票権を持つ人は是非投票しましょう。大事な権利を無駄にせず、自分の「推し」を応援して自分たちの住む街をより良く、生活をより豊かにする政策を実現してもらいましょう。

【高崎市の未来】
　高崎市では今もまだ変わらず各所でマンション建設が続き、高崎市が掲げる「スモールシティ構想」に沿った形が進んでいます。街を行き交う人々の姿が多い街はやはりエネルギーを感じます。その為のお店、施設、学校が高崎市
にはまだまだ不足を感じます。いかに魅力的な街造りが出来るか。今後の高崎市の発展に関わってくるでしょう。　
　そんな中、高崎歯科衛生専門学校（大橋町）の新しい校舎が誕生しました。縁があり竣工式に招かれ、式の後校舎を見学。最新の歯科医療器械と洗練されたデザインの建物に感心しきり。母体となる未来学園の野口理事長は中学の同級生。挨拶で各関係者一人一人に丁寧に感謝を述べた後に「設備と建物は日本一。ここから日本一の歯科衛生士を沢山育てます」と力強く語る野口君。高崎の新しい元気を作る若いエネルギーが集まる環境が、芽吹いています。


【AI隆盛】
　今年に入り「ChatGPT」と言う、人工知能を使ったチャットサービスが話題になっています。
　会話のような形で質問をすると人工知能が答えてくれます。時折、全く的外れな情報を答えてくる場合もありますが、「AIの優れた点について400文字でコラムを書いて」とお願いすると、数秒でわかりやすい文章で記事を書いてくれます。
まだ開発途中で今後どんどん正確性の向上、新しい機能が追加されるとされていて、ますますAIが身近な存在になっていくでしょう。
　今まで苦労して考えたり、失敗して、成功してを繰り返して人間は成長してきた部分をAIに仕事を任せられるようになったら、今後人間はどうなり、どんな世の中になるのでしょう。依存し過ぎてしまう未来は怖いですね。
　
【父の致知】
　先日、旧事務所で業務上の探し物があり父の仕事関連の資料を整理していると、月刊「致知」のバックナンバーが多数出てきました。思わず読み耽（ふけ）ってしまったのは、当時、父が私に読めとは言わずとも、読める場所に置いてあった２０１５年９月号。男子柔道60キロ級でオリンピック3連覇を成し遂げた野村忠宏さんの記事。記事の内容は、柔道をしていた人間なら誰もが練習中に感じる経験について一流の選手の心の持ち様など語られていて、私も学生時代に、この記事を読んでいたら、もう少し頑張れたかな、と悔しくなるぐらい素晴らしい内容だったのを思い出しながら読みました。


【意味のある努力】
　中でも、改めて心に響いたのが、
『誰もが努力をする。しかし、その努力がやらされている努力なのか、それとも強くなるために意味のある努力なのかを考える必要がある。やらされている努力というのは、意味のある努力を探し出す過程においては大事だと思う。しかし、何年、何十年経っても何も気づかぬようではいけない。強くなるためには努力が必要だが、それはあくまで最低条件でしかないことを知るべきだろう。（一部要約抜粋）』
　これからの未来、高度な知能を持つAIがどんどん身近になるほど大事になるのは、主体的に「意味のある努力」を勇気をもって行動に移すことが出来る人間が持つ力です。　
AIがいる未来を共に人間が作っていく。その為に「意味のある努力」を今しているか深く問いかける必要があるはずです。AIを駆使して、より高度で困難な仕事に挑み、より良い世界を作っていく事を一緒に目指したいですね。

2023年4月26日　広田　金次郎