2018年05月10日

高崎の文化を発信していく事に想う4月

【高崎映画祭】4月7日高崎シティギャラリーにて10時より映画「馬の骨」鑑賞。冒頭10分で主人公が部屋探しにくる不動産会社(撮影場所)は、広田住宅センターです。見慣れたはずの会社が映像として大きなスクリーンに映し出されると、どこか別の場所のような、それでも見覚えがあるような不思議な感覚でした。会社のスタッフもエキストラとして参加。エンドロールにも協力会社の名前としてクレジットされ感動。
映画タイトル「馬の骨」は桐生コウジ監督が実際「イカ天」(現在4~50歳の年齢層に人気のあった音楽番組)出演当事、活動していたバンドグループ名。当事のエピソードを絡めたコメディタッチの鑑賞後にハッピーな気持ちになれる作品。撮影期間は2週間との事。よくこの短期間でここまでの作品を作れるものだなと感心。
鑑賞後、舞台挨拶ということで監督、ヒロインの方含め舞台に登壇。その作品にかかわった人の想いを生で聞けるというのは貴重な経験でした。なにより(情がわくというのでしょうか?)知らず知らずに応援したいと言う気持ちになるものですね。
全国でも有数の映画祭を開催するシネマテークたかさき・高崎映画祭のスタッフ関係者の方々の優秀さ、情熱には本当に頭が下がります。毎年わずかながらの広告出稿等での応援しか出来ていませんが、これからはもっと頻繁に劇場に足を運び、応援し続けます。それが高崎での映画文化を育てる一端を担えることになると考えます。この素晴らしいお祭りをいつまでも続けて欲しいですね。

【規制緩和】高崎の中心市街地での規制緩和が発表されました。(3月31日上毛新聞より)区域内での1000㎡以上での分譲マンションであれば、容積率などの規制を条件を満たすごとに緩和し、今まで以上に高い階数で建築出来、費用補助もあるマンション誘導策。そこに住む人にとっても固定資産税等の優遇措置があるとの事です。
前号コラム紹介した高崎駅前ペデストリアンデッキ(歩行者の通行専用の高架建築物・以下「ペデ」表記)にも関連して、「車に過度に頼らなくても生活できる街づくり」を目指す高崎市の姿勢が打ち出されています。
【ペデを活かそう】出張で東京に行った際に活気を感じるのは、街を歩く人の多さ。休日の高崎駅の改札周辺には人が沢山いるのに、その人達はどこに行くのでしょう。高崎駅を出ると街を歩く人の姿はまばらに。目に見えるものが全てではありませんが、折角の人の流れをぶつ切りの点と点にしない為にも、ペデの活用推進が重要だと感じています。有志へのイベント開催ルール定義や安全性、防犯性の確保など、整備すべきことは沢山あると思いますが、高崎市の更なる発展の為に、ただの立体通路に終わらず、どうか高崎の誇る名所施設になる事を期待しています。
【高崎市を笑顔の街に】駅周辺の新築マンションに住む約6割の方が市外在住者とのデータ。高崎市に利便性などの生活環境によるところが大きいのでしょう。高崎駅周辺のホテルも全国平均より高稼働率とのデータも。高崎市は今、大きな施設がドンドン建設され、そこで開催されるイベントに群馬県内外、海外からもお客様がいらっしゃいます。私は旅行が趣味で休みを利用して国内外様々な場所に出かけますが、「また行きたいなぁ」と思い出すのは、有名な観光スポットではなく、そこで親切にしてくれた方々の笑顔でした。高崎市では新しい企画や魅力的なイベントはこれからもドンドン行われることでしょう。高崎の魅力発信の為に、この街に住む私達が、笑顔で生活する姿が高崎の一番の魅力だと誇れる街になると、自然と「また行きたいなぁ」と思って貰える人が増えそうですね。まずは、自分から日々笑顔で過ごせるよう努めます。私の仏頂面をみかけたら「笑顔で!」と声掛けしてください。
【ブラヒラノ】4月21日社内企画で有志による高崎歴史散策ツアー開催。ツアーガイドを務めるのは、社員である平野博司(ヒラノヒロシ)。高崎市の歴史に造詣深く上毛新聞発行のタウン誌に「歴史を訪ねて」連載。(2003年の高崎市都市景観賞を受賞)私は残念ながら仕事の都合で参加できなかったのですが、参加したスタッフからは大好評。何気なく見過ごしてきた建築物の歴史をはじめ、普段見ることの出来ない個人所有の文化財も平野コネクションで特別に観ることが出来たとの事。若いスタッフには、「いつも笑顔の優しいお髭おじさん」としか(!?)思っていなかった者もいたようですが、このイベントで一転、尊敬の眼差しに。

昔の写真で高崎の街中を路面電車が走っていて驚いた経験もあります。不動産業を営み、地域密着の商売を展開している私こそ、街の歴史や変化には敏感でなければいけません。同じコースばかりクルマで走ることも多く、こういった細かいタウンウォッチングは、長い間ないがしろにしてしまっていたきらいがあります。より深く高崎の魅力に触れるために、平野先生に改めてご教示賜らないとなりません。次回のブラヒラノの開催が今から楽しみです。皆さんにも改めてこの欄を通じて引き続き高崎の魅力ある文化を皆さんと共有していければと想います。それでは、今回はこの辺で。

平成30年4月30日 GW休暇を楽しみに待つ事務所にて
広田 金次郎  


Posted by 広田 金次郎 at 14:52リードプランニング