2023年03月10日

≪協力と結束の大切さ≫

【いたましい事件①】
2月7日インターネット上で実行犯を集め「資産家」「高齢者」などのリストをもとに強盗を指示し、殺人事件までに発展している複数件の事件に対して「ルフィ」と名乗る人物とその関係者が逮捕されました。高額報酬に釣られて募集してきた実行役の弱みを握り、逃げ出せないようにして匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」でやりとりしていたとの事。指示役と実行役はお互いの事を知らないという事にも驚きましたが、もっと驚いたのは、当の「ルフィ」とその関係者は、フィリピンの刑務所から指示を出していたという事。

【いたましい事件②】
少し遡って2022年12月20日午後1時過ぎ、神奈川県茅ケ崎市で痛ましい殺人事件が起きました。犯人は、被害者が副業で行っていた賃貸不動産の家賃を5年滞納して裁判で退去命令が下され、強い恨みを持って犯行に及んだとみられます。
なぜ、被害者の住所がわかったのかと言うと、詳しい判明方法は悪用を避けるために省きますが、私たちの生活に欠かせなくなったインターネットを通じて、まさかと言う事が昔より容易に起こせてしまうのが今の世の中。個人情報が溢れかえっていた時代にもニュースに報じられなかっただけで悪用はされる媒体はありましたが、それにしても便利は無条件に好ましいわけではないという恐ろしさを実感します。

【「不動産」を管理する会社の役割】
上述の事件に対して、①代理契約で情報保護をする。②電子契約を進める③郵便物で推測されない為家賃送金明細なども暗号化された電子情報で送る。など様々な対策は「わからないから、これまでどおりでいい」と敷居が高い感覚のままでいると、これからの時代大変な犯罪に巻き込まれてしまう危険性が急激に高まってきました。不動産管理会社の役割として「お客様の資産・情報を守る」という面で、専門的で安全な最新の知識、わかりやすい説明、信頼して頂ける関係性の構築・必要性が更に高まっていきます。


【災害に対しての武器】
2月6日に発生したトルコ・シリア地震。死者5万人を超える被害の中、交通機関の混乱、断水、停電など生活インフラ問題、火事場泥棒の発生と言う人災も含め多くの問題が発生し、今も困難な状況が続きます。そんな中で、救助隊やボランティアが被災地に向かい、必要な支援を提供するために尽力しています。倒壊した建物に残った人だけでなく、猫や犬が丁寧に救出され、多くの命が救われた姿に心打たれました。このエピソードは災害が起こった中で、人々の善意や情熱がより強く生まれる事を証明しています。また、犬たちを救う事に専念したボランティアは、自分たちの命を危険にさらしてでも、他の命を救うことを決意し、多くの人々の尊敬を受けました。
このようなエピソードは、今回の地震に限らず、自然災害が起こった際の多くの場所で見られます。人々が力を合わせ、助け合い、困難を共に乗り越えようとする姿勢こそが、自然災害に対する最大の武器なのかもしれません。災害に襲われた時、多くの人は、隣人や友人、家族と協力し、生きる為に必要な物資を分け合い、協力し支え合いました。そして一人で生き抜くことが出来ないことを実感し、結束する大切さを学びます。

【共同体感覚】
2月末日。建て替えの為解体が始まったホワイトイン高崎。結婚式を挙げた思い出の場所が形を変えてしまう事に寂しさを感じながら高崎神社の総会に参加。高井淨御宮司のご挨拶で、ロシア侵攻や、トルコ地震などに触れながら、高崎だって何が起きるかわからない時代に、悲観的になるのではなく、前向きに自身と地域の力で身近な地域社会の共同体感覚を持つ大切さを強調されたお話。今に不満を言うのではなく、頑張りましょう、という励ましにやる気が出ます。


【焦らずに】
私は熱心な部類に入りませんが神社好きであって、霊感のようなものは全くないのですがごくたまに啓示のようなものを受けます。(正しくは、受けたような気がする、ですが)
せっかくの高崎神社でしたので参拝していると「焦らずに」という啓示が聞こえました。仕事やプライベートなど思い通りにいかなくても、ジッと耐えながら少しづつでも前に進むよう「焦らずに」やっていきなさいという神様からのアドバイスではないかと勝手に解釈しています。全ては計画的にいかないまでも、振り返ると困難な中でも頑張って色々打開してきた、とそんな誇れる仕事を自分や仲間と力を合わせて作り上げていきたいものです。
さあ、3月。暖かさを迎える事が出来る幸せを全身で感じながら(花粉は控え目である事を自然に祈りながら)焦らずに大いに皆で仕事に勉強に励みましょう。

2月28日 広田 金次郎
  


Posted by 広田 金次郎 at 10:34リードプランニング