2021年02月15日

≪お父さん、ありがとうございました≫



かねてより療養中でした弊社会長であり、私の父である広田誠四郎が1月12日午後8時36分、74歳で天命を全うしました。

通夜・告別式と600人を超える方にお越し頂き、お陰様で沢山の方々に、沢山の花に囲まれて盛大に父を見送ることが出来ました事、心からお礼申し上げます。

このようなご時世でもあるので、当初は家族葬でひっそりと、と言う考えもありましたが、父の最期を皆様と見送る事をせずに事後報告では、あまりにも切なく、生前父がお世話になった方々にお別れをお伝えする機会(会場)を設けられない事を心苦しく感じ、葬儀を執り行わさせて頂きました。

本来この時期の葬儀にお越しいただいた皆様には、お焼香を会場の入り口で上げた後そのままお帰り頂く流れらしいのですが、本元寺のご住職、会場のプリエッセ様に無理を言って式の進行・様式を変更して頂き、ご会葬の皆様一人一人に父の姿を見て頂き、私たち家族は、御挨拶、御礼をさせて頂く事が出来ました。

遠方の方には、無理してでもお越し頂く方がいらっしゃるので葬儀の件は、控えさせて頂きましたが、後日父との思い出や、家族への励ましのお電話やお手紙を数えきれないほど頂きました事、どれほど私たちの励みになったか、感謝の念に堪えません。
 
この記事を読んで、このような時期に、と不快に感じられた方、不謹慎・非常識と眉をひそめる方、お叱りの言葉には先にお詫びいたしますが、このように父を見送ることが出来た事、改めて父にご縁があった方々にお会いできた嬉しさ、お心遣いの温かさに触れ、そんな父の息子であることが誇らしく、嬉しいと感じました。葬儀の準備過程で感じた家族の絆の大切さを再発見できたことも含め、父の与えてくれた、残してくれた多くのものに気づくことが出来、私自身の心の整理も出来、良いお別れが出来たと自負しています。

私が生まれてから大学卒業までの親子関係とは違った、経営者と従業員の関係の中で、父の下で働いた20年間。その時に感じた事、学んだことを述べればどんなに紙幅を費やしても足りませんが、私が父から学んだ3つの教えを皆様にお伝えさせて頂きます。
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「コツコツ真面目に」
仕事の大小や損得で仕事を選ぶのではなく、与えていただいた仕事を愚直にコツコツと真面目に成し遂げなさい。一生懸命頑張った先に、自らの成長だけではなく、お客様様からの信頼を得ることにも繋がり、自分に関わった人が自分も含めすべて良くなるご褒美が待っているよ。

「笑顔で」
思い通りの結果にならなかった場合、予期しないトラブル、どんな苦難が襲い掛かっても、笑顔でいなさい。リーダーが、不機嫌さや怒りを面(おもて)に出して、この人についていこう、応援しよう、この人の為に頑張ろう、と思うか。不安や苦痛に顔をゆがめている人間に安心すると思うか。どんな時でも笑顔でいるって事は大切だよ。

「まず、やってみる」
 やる前から出来ない理由を探すのではなく、どうやったら上手く行くかを逆算で導き出して、エイ!ヤー!とやってみなさい。予想とは異なった結果が出ることがあっても、動いたことで必ず新しい風が吹いて、新しい未来が待っている。まずは、その場でウジウジしてないで、勇気ある一歩を踏みだしてみよう。
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 父が残してくれた数多くのものを、大切に受け継ぎ、高崎市の為にどうあるべきかを照らし合わせ常に考え、全スタッフで社を一層発展させていく覚悟です。どうぞ事後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

本来であれば、私のコラムも父が復帰するまでの代打としてお付き合いして頂いてまいりましたが、父から引き継いだ大切な財産(コラム掲載通算432回、約36年間)の一つとしてこれからも「コツコツ真面目に」「笑顔で」「まず、やって」みますので、引き続きお付き合いの程宜しくお願いします。

2021年2月1日  広田 金次郎  


Posted by 広田 金次郎 at 18:11リードプランニング

2021年02月15日

≪希望の未来に向かって≫


『あけましておめでとうございます』
小さい頃から当たり前に使っている正月の挨拶。今年はこの挨拶に今まで感じた事の無い重みを感じます。
無事に1年を過ごすという事がいかに大変な事であり、それを乗り越えた新しい年の幕開けに、昔の人は喜び合い、新たな年に希望溢れる挨拶を交わし合っていたのではないでしょうか。
大変な年だったからこそ、これまで当たり前であった事がいかに有難い事であったか、人々の努力と愛情の積み重ねの中で形成されていた世界であったかを思い知らされました。
2021年も引き続き大変な年になると思われますが、これを無事に乗り越えて家族や仲間、何より皆様と、それを喜び合えることを目標に、今日からまた希望の未来に向かって歩み始めます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

『2020年の日本を振り返って』
史上初の緊急事態宣言による経済活動の停止に始まり、学校の一斉休校、東京五輪の延期、春夏の甲子園大会、各地の夏祭りや花火大会の中止など多くの人が集まるイベントがコロナに振り回されました。中止・延期とされたイベントは枚挙にいとまがありません。コロナ関係なく、時代を彩った人達の別れ、自然災害や政治の不祥事、デモ、殺人事件、虐待など暗いニュースばかりが目につきます。
明るいニュースと言うと、将棋の藤井聡太8段(当時7段)が最年少2冠タイトル、女子テニス大阪なおみ選手が2年ぶりに全米オープン優勝、アニメ映画『鬼滅の刃』が国内最速、最高の興行収入突破、等々、、、数えるほどです。(個人的には、次男誕生、群馬県の魅力度ランキングは過去最高の40位等もありますが)
これからワクチンの開発、流通網が整い脅威は減ると思われますが、変異種が登場したこともあり、今後インフルエンザと同等に根絶されることは無いと思われる中で、今年は、私たちの生活様式や働き方も、これからのウィズコロナ時代を見据え、今までの成功体験を捨て、自らを変革し、環境に適応できるか試される一年であります。

『アンパンマンは君さ』

3歳になった長男と一緒に寝る時など、子どもの好きな歌を歌う事が多くなりました。息子のリクエストで、特によく歌うのが『アンパンマンたいそう』。
「もし 自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ 思い出せ」
子供の歌なのに歌い出しからすごいなーと、大人の自分は笑ってしまいましたが、後で口ずさんでみて、考えれば考えるほど凄い歌詞だと感心してしまいました。
何でもできると思った子供時代、成長する過程で、色々出来ないこと、諦めることが増えて、他の人の様々な価値観や常識に触れて、自分の感覚を否定されるような体験をして、自信をなくしていってしまう。
そんな時に、自分の感じた「いいことだけ 思い出せ」と言う強烈なメッセージ。周りの教えやアドバイスも大切だけど、自分がいいと思った感覚を大事にしようと教えてくれているんだと感じました。
こんな時代ですから、自分の感じた「いいこと」を突き進んでいくと、否定されたり、興味をもたれない事に、自分自身の感覚でさえ信じられなくなり不安で押しつぶされそうになるかもしれません。が、サビの歌詞。
「アンパンマンは君さ」
アンパンマンはみんなが大好きな強いヒーロー。君も誰かにとってアンパンマンみたいな存在なんだよ、君は強いんだよって教えてくれます。
大人になってからこんなにジワジワくるなんて。大切な事って、実は子供の頃から色々な形で人生の先輩達から教えて貰っていたんですね。それを子供との交流がきっかけで学び直すなんて面白いですね。こんな時代だからこそ、ワクワクする希望の未来を目指そう!とエネルギーを貰いました。

(あれ?息子がこの歌をせがむのは、パパを奮い立たせるため?)

2021年1月3日  広田 金次郎  


Posted by 広田 金次郎 at 18:09リードプランニング