2022年10月13日

≪時代は急速に変化していく≫

【成功の秘訣】
 日本時間8月28日。マリナーズの球団殿堂入りしたイチローのセレモニーが盛大に行われました。
イチローは笑いあり感動ありのスピーチの中で弓子夫人や同僚やスタッフ、ファンに感謝を述べながら現役時代を振り返りました。
 スピーチを聴きながら、色々な人に感謝していると改めて感じました。逆に言うと、一時の成功による目立ちたがり屋の発言を除いて成功者が「全て自分の実力です」と自慢しているシーンを見たことがありません。
という事は、成功したから感謝できるのではなく、感謝できる人が成功できる可能性が高いのではないでしょうか。少なくても、感謝できる人には、感謝できない人に比べて、周りに良い仲間や出来事が集まる事が多い様に感じます。
 成功者になれないまでも、せめて、当たり前に何事にも感謝できる人間であり続けたいものです。

【期待と不安】
 『米電気自動車(EV)大手のテスラは9月30日、ヒト型ロボット「オプティマス」の試作機を披露した。将来的な価格は2万ドル(約290万円)未満を想定する。自社のEV工場などで活用して労働力不足の解消につなげる構想を示した。(日経新聞より一部引用)』
6月号のコラムで、猫型ロボットが配膳給仕をしてくれると驚き持って報告をしましたが、今回の「オプティマス」は、かってホンダが生み出したヒト型ロボット「アシモ」とは出来る事の能力・幅が段違いでレベルが高いとの事。
 今後日本は労働人口が世界的にみても圧倒的に少なくなり、円安も厳しい状態が続けば、外国人労働者も来なくなると言われています。建築現場や介護施設や工場、農業等の現場で、ヒト型ロボットが働いている光景がもうすぐ見られるかもしれません。
 SF映画で観ていた光景が目の前でドンドン実現していくワクワクする期待と、本当に大丈夫かなと言う不安とが綯(な)い交ぜになります。


【多文化共生を目指して】
 『2024年4月以降に入庁する群馬県職員の採用試験について、山本一太知事は9月26日、知事部局の全ての職種で国籍要件を撤廃する方針を明らかにした。(上毛新聞より一部引用)』
 多文化共生は大変有意義であると思います。私には外国の友人もお客様も多数いて、皆とてもいい人たちです。文化の異なる方の感覚や言動は時にとても勉強になり、感動する事もあります。優秀な方々が群馬に集まり、新たな視点でより彩り豊かな文化と感覚を融合した魅力ある群馬になる事に期待が高まります。
 ただし、世界中が友好的で自由な民主主義であるならともかく、現実はそうではありません。
業務委託ではなく日本国籍が無い方でも公務員として迎え入れ、誰もが納得する雇用の選抜方法、雇用後のルール・権限など厳格なものをつくりあげ、文化の異なる外国の方に教え、ミスやトラブルが無い様管理する事は、ほぼ不可能ではないでしょうか。
 大げさかもしれませんが、もし「国家情報法」や「国防動員法」などがある国が組織的に人材を送り込んで来た場合など、完璧な選別・対応方法があるのでしょうか。
 先行して導入している他県が行っているルールに準じながらも群馬県ならではの、より厳格で県民が納得する説明とルールを設け安心安全の運用をし、自治体、既公務員の方々にこれ以上の負担を強いられることの無い様に群馬県知事に強くお願いします。

【闘魂は永遠に】
 10月1日アントニオ猪木氏他界。晩年は病魔だけではなく、「猪木ならやってくれる!」という周りからの大きな期待も敵だと表現するぐらい苦しんでいたようですが、病床で「敵がいる限りいいじゃないか」と笑顔で語っていました。この強さ、最後の最後までカッコ良かった。
 子供の頃からのヒーローがまた一人舞台を降りました。10歳の頃にTVで観た「巌流島の決戦」をはじめ数々の名勝負と感動をありがとうございました。


10月2日 広田 金次郎
  


Posted by 広田 金次郎 at 15:11リードプランニング