2021年07月09日

≪明るく≫

【上毛新聞に掲載されました】

 6月4日号の経済面に、会社の移転や、その想いについて取り上げて頂きました。
取材を受けてはいましたが、いつ掲載されるか、そもそもどんな記事になるのか、預かり知らぬ中で、会社のスタッフ(平野営繕長)からの早朝報告で知ることが出来ました。
会社グループLINEでの報告だったので、睡眠を妨げてしまったスタッフがいた事に申し訳ないなと思いながら、自分が新聞に載ったことを喜んで報告してくれるスタッフがいることが嬉しかったです。
その日は早朝から、「読んだよ」と私や家族に沢山のお祝いメッセージも頂きました。恥ずかしさの中に、皆さん新聞を本当に隅々まで読んでいる事に驚きました。

【新聞で宝探し】
 日本語にとって「の」は、説明力を持たせる大切な文字のようです。
新聞絡みの親バカネタで恐縮ですが、ある日の夕飯後、新聞を読んでいた
ら、隣でクレヨンで塗り絵をしていた3歳半になる長男が「ノガイッパ~イ!」と叫びました。
 驚いて何のことか聞いてみると、私が読んでいた新聞の記事に「の」の文字
がいっぱいあるとの事。
 平仮名を覚えたての子供にとっては、宝探しの様で「ほら、ここにも、ここ
にも」と嬉しそうに「の」を指さします。
 これは面白いと、二人でクレヨンをもって「の」を見つけるたびに丸で囲み
始めました。

 「の」をみつけては、笑い合う親子の光景も他から見れば驚きでしょうが、一つの記事の中で使われている「の」を数えてみると全部で25個。これは驚きでした。

【日本語の中の「の」の役割】
 意識してみると記事に随分「の」が使われている事に驚きます。調べてみると、新聞は「主語と述語をなるべく近くに置く」「一文一義」「逆三角形の文体」など読まれる為のルールがあり、その為には「の」の用い方がとても重要との事です。
  日本では古来「の」を多用し、「の」に色々な役割を持たせてきました。思い返せば古典文法の問題ではこの「の」の用法が頻出していました。主格・連体修飾格・準体格・同格、、、苦手意識を持ったままこの年齢になったものですから、未だに「の」を上手く使えない文章になってしまっているのですね。
 ちなみに今回意識的に「の」を多用してみましたが、全部で何回「の」を使っていたでしょう。

【皆様のお陰で】
6月が終わり今年半年を振り返ってみますと、コロナの世界的大流行から1年半強、ワクチン接種が世界で本格化し始めました。バイデン米大統領就任から数々の救済政策を打ち出し、余波を受けた日経平均は約30年ぶりに3万円台回復(7月1日現在の終値28,707円)。
弊社では、大きな取引、会長である父の死、会社の引っ越しなどバタバタしていたせいで、アメリカの政権交代などずいぶん昔のようにも感じます。
 このコロナ禍で、大変な経験も理不尽な出来事にも悩みながらも、前を向いていたおかげで、何より皆様の多大な援助のおかげで、弊社の売り上げは順調に推移し、お陰様で今期も無事黒字で着地出来そうです。
「このコラムで知ったよ」と今でも生前の父を慕って、お声がけいただける事が沢山あります。その方が語ってくれる父とのエピソードを通じて、父の新たな面に気づくことも多々あり、何よりも嬉しく感じます。

【次への準備】
今年後半はコロナ情勢の改善が進んでいく事を祈りながら、この期間で受けた山ほどのweb勉強会やセミナーを受け、他社が成功しているノウハウを自社に取り入れる努力をし、次の一手への準備が着々と進んでいます。
ノウハウを導入し過ぎて、現場でやることが増え過ぎてうまく稼働しなくなったら意味がありません。あくまで欲張らず「やるべきこと」を断捨離して、もっとシンプルにする必要もでてくるはずです。そんな次の展開を皆様に秋ごろに発表できるのではないかと、今からワクワクしています。

梅雨も昨年並みに長くなるのでしょうか。皆様ジメジメした季節、どうぞご自愛くださいませ。空元気でも心は晴れやかに。それでは、また次号。

2021年7月1日  広田 金次郎
  


Posted by 広田 金次郎 at 10:13リードプランニング