2020年04月11日

《この大変な状況を一緒に乗り越えましょう》

【自分で自分のご機嫌をとる】
 今、このコラムを書き始めているのは4月1日水曜日の午後5時30分。
 前回のコラムを書いてから連日、世界中の新型コロナのニュースばかりで本当に気が滅入り、心が塞ぎがちになってしまいます。
 毎日出来る事をやろう、そして空いた時間は、いつか読もうと積んでいた本や、観ようとしていた映画などに費やそうとしているのですが、新聞、テレビ、インターネット、等から流れてくる世間そのものの空気感がリーマンショックや東日本大震災の時と同じ様に感じられます。
 不要不急の外出自粛も要請される大変な状況ではありますが、与えられている状況を逆転の発想で、家にいて焦る気持ちも、外に出て感染する危険、拡散を防ぐ為に意義ある事なんだと考え、自分で自分のご機嫌をとって過ごしていきたいものです。
これを機に、テレビ会議、テレワーク導入など、当社にはずいぶん未来の話だと考えていた業務改善などにもチャレンジしたいと思います。
【寂しいエイプリールフール】
 ここ最近、企業が創意工夫を凝らして、4月1日限定で冗談ネタを発表するのを毎年楽しみにしていたのですが、今年は不要不急の嘘はつかないという事でエイプリールフールネタを自粛する企業ばかり。こんな時だからこそ、知恵と工夫を絞ったユーモアが必要だと思うのですが寂しいです。
せっかくの休日を家族と過ごせず、締め切りギリギリの為、誰もいない会社でコラムを書いている私もなかなか寂しいものです。
【偉大な喜劇スターとの別れ】
 3月29日、お笑いタレントである志村けんさんが、コロナウイルスによる肺炎のため、都内の病院で亡くなりました。落語家の立川志らくさんは、すべての命は平等とした上で「こんなことがあっていいのか」と語った後「だから(外出)自粛要請が出ても、退屈だから、表に遊びに行く子だとか、買い物いっちゃう子だとかね、いるわけですよね。でも、志村けんさんの死を無駄にしないためには、こんなすごい人でもね、この病気で亡くなってしまうんだと、だから一人ひとりが意識高めてね。闘っていかないと。」(「グッとラック!」より引用)
土曜日の「8時だよ!全員集合」見たさに、野球中継を見る父とチャンネル争いをしたり、奇想天外なコントに笑い転げすぎて母に「大丈夫?」と心配された当時が思い出されます。私の笑いの原点。
 きっと天国でも多くの人を笑わしてくれていることでしょう。ご冥福を心からお祈りいたします。
【優しい春の雨】
 新型コロナの感染拡大で、懸念されている医療機関などでのマスク不足。そんななか、中国・大連市から、福岡県北九州市にマスク20万枚が無償で提供され、話題を呼んでいます。もともと新型コロナウイルスが中国各地で広がっていた2月初旬に、北九州市から大連市へマスク260枚と防護服70セットを送ったお返しとして、大連市から申し出があったそうです。
 3月27日に大連市から届いた段ボール箱には、「北九州加油!日本加油!(北九州頑張れ!日本頑張れ!)」という言葉とともに、正岡子規の「春雨や身をすり寄せて一つ傘」という俳句が添えられていました。(「朝日新聞」より引用)
 それにしても、これを選んだ教養・センスに脱帽です。日本人が漢詩で贈り、中国人が日本語の俳句で贈り返す。お互いの文化に敬意を持ち、気持ちに寄り添う優しさが多くの人の心に温もりが残ります。ペイフォワードと言う、ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する英語があります。「恩返し」ではなく「恩送り」と言う解釈。受けた恩を次に渡すことで、無償の優しさが好循環を生む新しい世界的な文化になることを願いします。
【春の繁忙期御礼】
 この大変な状況下、お陰様でスタッフ一同連日連夜最高の働きで多くのお客様との出会いの中で、ここ10年の中で最高に近い実績と沢山の信頼、ご縁を頂けることが出来ました。
 皆様に、心より感謝するとともに、自分が、会社が出来る恩返しは勿論、更なるレベルアップを目指します。

 2020年4月1日 午後11時書き終わる
 広田 金次郎


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Posted by 広田 金次郎 at 12:43 │リードプランニング

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