グンブロで高崎の不動産屋のオヤジ日記

【菅首相誕生】
令和おじさんが内閣第99代総理大臣に就任。個人的に石破さんがなっても面白いなと思っていましたが、今の世界情勢的にも、国民感情的にも前政権のレールをそのまま引き継ぐと言う菅さん以外選べない状態だったのでは、と思います。「東京モデル」として新しいオリンピックの開催にも意欲的との事。何かと安倍晋三首相と比べられることが多いでしょうが、気にせずに大いに辣腕ふるってくれることを期待しています。
ここに来て、外野はよくわからない動き。与党・野党どちらも私たちに選ばれて国を作っていくかじ取りを任された方達。お互い高め合って国の平穏、発展に尽くしてくれる事を心からお願いします。

【コロナの話は】
お伝えしたいスポーツの話題、ドラマ「半沢直樹」、県内の野菜・家畜盗難など沢山あるのですが、したくないと思っても話題に上がってしまう、コロナ。
今年は夏に誰もがマスク姿でいる本当に異常な光景でした。そして、閉塞感と言いますか、不安からくるものとは理解できますが、未だにコロナ自体ではなく感染した人を批判する考え方に本当にうんざりしています。（無責任に対策しない。またはコロナを広めようと意図的に、悪意があっての行動をした人は別として）、誰もが毎日必死に頑張っている中、普通に感染した人が自己管理が出来ていない、と批判を受けていると悲しいです。
アメリカではコロナにかかった多くの感染者の中、一人の老人が多くの費用を使って若者ではなく自分が生き残ってしまった、と嘆くニュースが紹介されていました。生き残って喜べないなんて、本当に悲しい世の中です。
私の身近でもコロナにかかった会社、施設があり、もうすぐそこまでコロナが来ていることがわかります。自分が、家族が、もしコロナに感染したら、自分がとっていた態度を、批判を、周りにされて同じような心持ちでいられるでしょうか。誰もがかかってしまう可能性のあるコロナ。憎むのはコロナです。感染者には労わりを。

【国民に必要とされる会社】
『JR東日本とJR西日本は9月16日、2021年3月期通期の連結最終損益が1987年の民営化以降で最大の赤字になる見通しと発表しました。赤字額は両社合わせて6580億円。新型コロナウイルス流行による鉄道利用者の落ち込みは長期化しかねず、ダイヤや運賃の見直しを進める。（日本経済新聞記事より一部要約）』
金額の大きさもさることながら、民営化以降初めての赤字に驚きます。ここにも、コロナによる影響力の凄まじさを感じます。
衝撃的なニュースです。ですが、誰もが大変だなと思ってもＪＲが会社として潰れるなんて思いません。（経営形態は変わるかもしれませんが）潰れてしまえば、私たち国民の生活がどうにもならなくなるからです。考えようによっては、会社が生き残る秘訣は、世の中に必要な会社であり続ければ良いと言う事がわかります。

【高崎に必要とされる会社になる為に】
私たちの会社は、毎日朝礼時に、全員で会社の理念「私たちは、不動産業を通じて皆が幸せになる事を目指し、高崎の発展に尽くします。」と唱和しています。これは、綺麗事や、会社をよく見てもらうために言っているのではありません。これが出来なければ、会社の先が無いのがわかっているからです。
私たちが商売をする地域の事を考えず、お客様の事を考えなければ、一時的に隆盛は誇れるかもしれませんが、売上や規模を誇りたいのではなく、世の中から、高崎に関係する人から、必要とされている会社になりたいのです。
会社の理念に敢えて「高崎市」と明記し、毎朝朝礼で唱和する事には、お客様や高崎市に対しての姿勢と決意を込めています。
朝礼と言うもの自体、時間の無駄、儀式的なもの、昭和の感覚と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ただの習慣ではなく、ここに書いた以外の沢山の効果、目的をもって取り込んでいることは、繰り返しスタッフの皆には伝えています。毎朝のこの時間を大切に、時代が変わっても、これからも意義のあるものとして続けていきたいです。

【「生きる」モード】
　芸能人の自殺が相次ぎ、社会に与える衝撃と影響は多いと感じています。自殺のニュースを聞くと思い出すのは、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所（こち亀）」の主人公両津勘吉のセリフ。
「何か悩むと、すぐ生きるべきか死ぬべきかだからな！目の前がすぐ真っ暗になって二者択一だ！」「悩んだら、まず「生きる」モードに切り替えてからスタートだ！それから（図々しく・しぶとく・マイペース・人の為に）どう生きるかを探せばいい！」　
　どんな時も焦らず着実に、歩みを止めずに「生きる」モードで。
2020年9月29日　　広田　金次郎